
Ray Samuels Audio製ポータブルヘッドホンアンプ(PHPA)のSR-71です。
手元にあるPHPAの中では、使用期間が最も長く、おそらく稼働率も最も高いアンプでしょう。ボリュームつまみは、すでにオリジナルのものではありません。
第4世代のiPodを入手する前は、ポータブルCDプレーヤーと併用していました。
その音は、どこか優しく柔らかく、広い音場でふうわりと包み込まれるかのようで、細やかに分かれた音がさらさらと降ってきます。
複雑な構成でロマンチックな音楽や、スケール感があると楽しい音楽に適していると思います。
反面、切迫感が重要な音楽は苦手で、小編成かつ演出が単純なロックバンドの曲を再生すると、ほとばしるような熱さは伝わらず、どこか互いに疎遠な感じで、仲が悪そうにすら聞こえてきます。
フルオーケストラの音に浸りたいときや、ポップス系ならフレディ・マーキュリーやジョージ・マイケルあたりの色気たっぷりなクネクネした歌声に酔いたいときには、何よりもSR-71がはまるでしょう。
いや、男性の色気だけに興味がある訳ではありません。誤解のないように、同じくポップス系からアニー・レノックスとか、サラ・ブライトマンの歌声もSR-71にはまる音楽の例として挙げておきます。
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