2008年9月30日火曜日

SR-71A、100時間経過報告

Ray Samuels Audio製ポータブルヘッドホンアンプ(PHPA)のSR-71Aの話です。

使用中のアルカリ電池が、3セット目に入りました。おそらく100時間を経過しています。

推奨バーンイン時間は200時間との話なので、簡単に現段階の感想を。

開封当初より収まってはきましたが、まだ緩めの低音が目立ち、重い感じです。また、低域が緩くて出しゃばるせいもあるのでしょうが、全体的にSR-71よりもウォーム度合いがかなり強い(強すぎる)印象も。聞き比べてみると、現段階ではSR-71の方が洗練された音に聞こえます。まだまだSR-71Aには時間が必要なのかもしれません。

ただし現段階のSR-71Aは、決して聴けない音ではなく、もし手元に他の惚れ込んだアンプがなければ、十分常用レベルでしょう。

2008年9月28日日曜日

SR-71AとPowerizerの電池

電池室が先代のSR-71よりも狭くなったと評判(?)のSR-71Aの話です。ここに出てくる寸法は、全て誤差プラスマイナス0.05mmです。

以前、Portaphile V2^2 Maxxedに使おうかと思って買っていたPowerizerの006P型リチウムイオン2次電池(いわゆるPowerizerロゴありの電池)が出てきたので、SR-71Aにあてがってみました。

すると、1個は何の問題もなくするりと入りましたが、もう1個は不安を覚えるほど高さ(短辺方向の大きさ)がぎちぎちでした。

そこで早速採寸してみると、問題のない電池の短辺方向は17.00mmで、ぎちぎちの電池の短辺方向は17.20mmです。思ったより大きなばらつきですね。これほど大きなばらつきではありませんが、アルカリ電池の東芝アルカリ1も、きつめのものと余りきつくないものがあります。

ついでに、SR-71Aの電池室の高さを測ってみたところ、端っこの方で17.20mmでした。なるほど、これはかなり厳しい。

余談、2chポタアンスレまとめサイトの電池互換情報がかなり充実気味です。

2008年9月25日木曜日

Ray Samuels Audio SR-71A到着

Ray Samuels Audio製ポータブルヘッドホンアンプ(PHPA)のSR-71Aの話です。

結構早めに入金したつもりでしたが、第一陣には間に合わず、本日到着しました。以下、ここに出てくる寸法の値は、誤差プラスマイナス0.05mmと考えてください。

電池室の話

噂通り、初代SR-71に比べて電池室の余裕は少なくなり、裏蓋を完全に閉めきるのはちょっと困難で、多少隙間が開いていてもいいや的な感覚でないと辛いかもしれません。

具体的には、MAHA Powerex 9.6Vをはじめ、PROCELL 9V (アルカリ電池)や東芝アルカリ1 9Vでも、裏蓋を隙間なく閉めきるのはまず無理で、わずかに隙間が開きます。

強引に閉めていけば、ローレットナット(サムナット)のある角の方はぴったり閉まりますが、ローレットナットのない角の方は隙間が残ります。つまり、裏蓋が対角方向に曲がっている状態ですね。

これは、いかにも望ましくないので、無理に閉め切ろうとはせず、多少の隙間を許容した方が良いでしょう。まあ、厳密な話をすれば、初代SR-71でもかすかに隙間は空いてしまう訳で、気にしない方がよろしいかと。何だったら、電極のバネを少し潰してみるとか。

ただ、電池室の高さ(電池の短辺方向に許容する大きさ)も、初代に比べて大幅に狭くなり、東芝アルカリ1 9Vの場合は取り出すのが困難なほどになってしまいました。これは少し困ったな。

ローレットナットの話

それと、蓋が閉めにくい話に戻りますが、初代に比べてローレットナットが小径化しました。そのため、思い切り締め込もうとすると指が痛いです。

具体的な数字を示すと、初代SR-71のローレットナット外径は8.15mmで、SR-71Aのローレットナット外径は6.60mmでした。ネジ自体も細くなっています。おそらく、TomahawkやHornetで使っているものと同じネジ径/ネジピッチではないかと推測します。

以前2ちゃんねるのポタアンスレにも書きましたが、初代SR-71用のローレットナットを紛失したため、SmallPartsという米国の部品屋さんから代替ナットを多数購入していました。しかし残念ながら流用は利かず、初代SR-71専用の予備となってしまいました。あぁもったいない。

今回、SR-71Aを注文するにあたり、なくしてしまった初代SR-71用の純正ローレットナットも注文してみたのですが、まとめWikiにある記述とは異なり、1ペア15ドルでした。後で直しておきます。

寸法の話

さて、SR-71Aが届いたら、色々と採寸してみようかと思っていたのですが、外形についてはいろいろなところに写真が出ていますから、おおよその見当は付くでしょう。

そこで、もしかしたら気になる人がいるかもしれない寸法だけ測ってみました。

  • 入出力ミニジャック間の幅:中心から中心まで15.30mm
  • 入力ジャックとボリュームつまみ間の幅:ジャック中心からつまみの外縁まで10.75mm

でした。これなら太いプラグでも安心ですね。

音の話

記憶が定かではないのですが、初代SR-71の音が「これなら」と思えるようになったのは、半年以上過ぎてからだったように思います。したがって、SR-71Aも箱から出したての音は聴けたものじゃないだろう、と想像していました。

しかし意外なことに、SR-71Aは最初から結構聴ける音を出します。初代に比べ、重くて少し緩めの低域が目立つ感じがありますが、初日から常用できる水準にあると思いました。

いずれにせよ、音は少しずつ変化するでしょうから、落ち着くまでは特定の感想を持たないことにします。

2008年9月23日火曜日

006P型電池の大きさ

2ちゃんねるのポタアンスレに、こんな話が出ていました。書き込めないので、勝手に引用しますね。

Head-Fiのスレもチェックしてるけど、その中で「MAHA230mAhは長くてダメ」という
話が出てきてまさに涙目ですわ。


これは、SR-71AでMAHA Powerex 9.6V電池が使えないというHead-Fiに書き込まれたレポートに関する話です。そして、多分これを受けてのことだと思いますが、こんな書き込みもありました。

MAHAの電池の長さってどれくらい?
DLGよりも長いのか?


DLGの電池は持ち合わせていませんが、手元の006P型電池の大きさを測ってみました。サンプル数はそれぞれ1個。誤差はプラスマイナス0.05mmです(目盛りの見極めが辛いので誤差はもっと大きいかも)。MAHAでも、それほど長いという訳ではないんですよね。まあ、真実はものが届いてから、ということでしょうか。

MAHA Powerex 9.6V 230mAh
48.05mm
25.95mm
16.60mm

PROCELL 9V
47.55mm
25.85mm
16.65mm

東芝アルカリ1 9V
47.70mm
26.30mm
17.20mm

DAP時代のポータブルオーディオ選び

最近、AudioLineOut製ラインアウト用Dock(LOD)ケーブルのCryoを改めて見直していたりしますが、それとは全く関係のないどうでも良い話です。

知人の中に、僕と同じくいい年してポータブルオーディオ好きな方がいまして、「なぜ君はiPodなのか」というのが口癖です。彼曰く、「音質を求めるなら他にも選択肢があるだろうに」ということらしいです。

至極もっともな話ですが、DAP全盛の今、音だけでプレーヤーは選択できないな、というのが僕の実感です。

少しポータブルCDプレーヤーを使っていた頃を思い出してみましょう。当時持ち歩いていたのは、プレーヤー、CDバインダ、ヘッドホン(イヤホン)でした。

一方DAPではどうでしょうか。一般に、持ち歩くのはプレーヤーとヘッドホン(イヤホン)ですね。ここで大事な点は、DAPはポータブルCDプレーヤーを置き換えただけではなく、ストレージ(CD時代に照らすならバインダ)も兼ねているということです。

そして、選択基準の話になります。ポータブルCDプレーヤーの頃、プレーヤーの違いは主に性能だけで、使い方はどれも大差ありません(一度設定などを済ませてしまえば、あとはCDを入れて再生するだけですから)。したがって、音質だけを基準に製品を選択することが可能でした。一方CDバインダは、収納枚数や閲覧性など、自分の使い方に適したものでなければなりません。つまり、CDバインダの選択基準は使い勝手だったということです。

ちょっと極論ですが、音質はポータブルCDプレーヤーが担い、使い勝手はCDバインダが担っていたと言えます。

しかしDAPでは、ストレージも兼ねるという性質上、ポータブルCDプレーヤーとは異なり、収容可能な曲数や閲覧性などの使い勝手も考慮しない訳にはいきません。使い勝手が自分に合わなければ、いずれ嫌になって使わなくなってしまいます。

そのためDAP時代を迎えて以来、まず使い勝手ありきでプレーヤーを選択するというのが、僕のポータブルオーディオに対するスタンスになったのでした。ポータブルヘッドホンアンプ(PHPA)は、もちろんCD時代と変わらず、なるべく耳の喜ぶ音を聴くための(愛用するヘッドホンをできるだけちゃんと鳴らすための)手段ですが、あくまでも使い勝手優先で選択したプレーヤーの枠内で、と前提が付く訳です。

まあ、屁理屈じみた話ではありますね。我ながら面倒くさいので、件の知人には「そうだね」とだけ答えることにしています。もしかしたら、ここを読んで僕だと気付いたりするかな。そういう訳なんですよ。

2008年9月20日土曜日

SR-71A製品写真公開

先ほど、Head-FiにてRay Samuels氏がSR-71Aの写真を公開しました。

特注のノブって、このボリュームつまみのことだったのかな。



写真拝借。小さいですね。

2008年9月17日水曜日

SR-71A送金

Ray Samuels AudioのSR-71Aですが、こちらがメール出してから20分と経たずにRay Samuels氏から返信が来ていたようです。なんと素早い。

という訳で送金してしまいました。こんな無駄遣いして良いのかなあ。

なお、Ray Samuels Audioに注文する際の日本への送料(Fedex)は43ドルだそうです。諸々足してから1.042を掛けると、支払う料金になるので参考にしてください。

Ray Samuels Audio SR-71A正式発表

先ほどHead-Fiで、Ray Samuels氏がSR-71Aの発表を行ないました。

TTVJで明らかになっていた通り、価格は450ドルだそうです。ボディ色は3種あり、標準がBlackで、オプション色はClear/WhiteとDark Grayだとか。オプション色の設定はそれぞれ15ドル追加とありますね。

プレオーダー割引の類はなく、450ドルで500台売り切りとなりました。

それから、一律の米国外配送料設定はやめたそうなので、住所を添えて問い合わせる必要があるようです。

今週中には特注のノブが到着するので、写真も公開できるとか。

だいたいこんなところでしょうかね。割引特典などがないので、クーポンコードを活用できるTTVJに注文した方がお得かもしれません。ただ、ちょっと別に欲しいものもあるので、僕はRay Samuels Audioの方にメールを出してみました。

2008年9月16日火曜日

Ray Samuels Audio SR-71Aに動きが

Ray Samuels Audio製の新作ポータブルヘッドホンアンプ(PHPA)、SR-71Aの話です。

ようやく公に動き始めたようです。まずはHead-FiのSR-71A待ちわびスレにRay Samuels氏本人のポストが。

「SR-71Aはきっとホリデーシーズン(11月第4木曜日以降)にならないと出ないんだ、そうに違いないんだorz」的な発言(意訳)に対し、

Can't say much here but we hope to have our post by tomorrow in the member of the trade sponsored threads. Waiting for the custom knobs to arrive. We will post the pictures also. This is not the Holiday release amp.
(大まかに) 今は多くを語れないけど、明日には何か書ければ良いなと思ってる。特注したツマミ待ち。写真も投稿するよ。あとホリデーシーズンのアンプにはならないから。


というわけで、明日には今後の予定(プレオーダーの有無とか)なんかが分かりそうですね。

それと、TTVJがSR-71Aの販売ページを設けました。事前注文受付なんでしょうかね?金額は450ドルとなっています。入荷予定は9月末であるとも。写真はSR-71AではなくSR-71ですが。

2008年9月13日土曜日

Meier-AudioのCORDA 3MOVEって何だ?

こんな話が2ちゃんねるのポタアンスレに出ていました。規制で書き込めないので、勝手に引用しますね。

それはそうとエアリーに3MOVEが入荷したんだけど・・・
Meierさん所にはのってないね?
見た感じMOVEと2MOVEを合わせた感じなんだが、情報求む


該当のページはこちらで、このような写真を掲載しており、確かにCORDA 3MOVEと明記しています。そしてMeier-Audioの製品情報ページでは、なるほど該当する製品の掲載がありません(これを書いた時点で)。

はてこれは一体?

ということで、エアリーとMeier-Audioの両方に問い合わせてみました。

メールを出した時間が、ドイツ時間で金曜日午後6時半、日本時間で土曜日午前1時半でしたから、せめてもうちょっと早ければ、ドイツのワーキングタイムには間に合ったのですが、このタイミングではちょっと時間がかかりそうです。

と思っていたら、日本時間の土曜日午前6時にJan Meier氏から返事が来ました。筆まめですね。同氏曰く、

Yes, this amp is new and will be on my own shop soon.


だそうです。細々と製品説明をするMeier-Audioのことですから、詳細はサイト掲載まで待つことにしましょう。

追記:と思ったら、もう出てますね。詳細ページがありませんが、基本的に2MOVEと同じと書いてあるので、ゲイン切り替えがスイッチになり、中身を出さずに済むようになったこと以外、特に変わった点はないということでしょうかね。

さらに追記:日本時間の土曜日午前11時前頃に、エアリーからも返事が来ていました。みんな仕事してるなあ。曰く、

3MOVEはMeier-Audio(Corda)の新型アンプで、2MOVEの後継機にあたります。 変更点は
1.外装・色は1種のみ(2MOVEはシルバー、黒有り)--- サイズ上は全長が3mm短くなっただけですが、縁がなくなったためか少しふっくらした感じです。
2.ゲイン(利得)切り替えがバッテリーボックスを開けるだけで可能(2MOVEはアンプ基板を取り出す必要有り)とメーカ仕様上は大きな変更ではありません。 実際には細部のチューニングが行われているものと思われます。

だそうです(改行だけいじりました)。最後の一言がちょっと気になりますね。

2008年9月11日木曜日

Predatorのゲイン設定の話

Ray Samuels Audio製ポータブルヘッドホンアンプ(PHPA)のPredator、のゲイン設定の話です。細かい。

Predatorには、ゲイン切り替えスイッチがあり、High、Mid、Lowの3段階に設定できます。インピーダンスが小さく感度の高いイヤホンなどを使う場合、ゲインを低く抑えることで、ボリューム操作に余裕ができるため使いやすくなります。Predatorの場合、Lowゲインの設定値は1なので、まさにそういう目的で用意したのでしょう。

ただし、このゲインを変えると、音の傾向も変わります。変わるといっても、全く別物になるのではなく、傾向差といって良い程度です。

具体的には、ゲインを下げるほど音の耳あたりが柔らかくなり、同時にウォーム傾向も強くなります。ウォーム傾向が強いといっても、低域側が持ち上がるというより、高域側が抑えめになっていく感じです。特にLowゲインに設定したときが顕著で、少々ウォームに傾きすぎているのか、楽曲によっては高いところまで音が伸びきる前にロールオフしていく様子が分かります。

歌が好きな僕としては、ソプラノの詠唱などを聞く際に、Lowゲインだとやや不満が残りますね。

もちろん、楽曲や好みによってはLowゲインの傾向の方が好ましい場合もあるでしょうが、個人的には、Highゲインに設定した方がPredator本来の姿ではないかという気がしないでもありません。

Highゲインの設定では、上記のような高域のロールオフは全く気にならず(それでもウォーム気味といえばウォーム気味なのですが)、柔らかめながらも他のゲイン設定時に比べてメリハリの利いた音を楽しめます。

ただ、こちらにも問題はあって、Highゲインの設定値が11とかなり大きいことです。おそらくですが、低インピーダンス高感度のイヤホンだと、ボリューム設定の余地がほとんどなくなってしまうでしょう。

という訳で、もし低インピーダンス高感度のイヤホンとPredatorを組み合わせて使う場合、Midゲイン設定がお勧めかと思います。こちらの設定でも高域のロールオフは余り気にならず、なおかつゲイン値も4と控えめですから、高能率イヤホンでもさほど使い勝手は悪くないかと。

なお、僕は高能率イヤホンを使ったことがないので、もしかするとそういうイヤホンなら、Lowゲインでも異なった聞こえ方になるという可能性は捨てきれません。念のため。

追記。今Predatorのおしりを見たら、MidではなくMedでしたね。MiddleではなくMediumだったか。

2008年9月7日日曜日

さらば2chポタアンスレ

しばらく前から2ちゃんねるの「ポータブルアンプ持ち歩いているやつ」スレに書き込めなかったので、ずいぶん規制期間が長いなあと思っていたのですが、どうやらODN全体が永久規制になったようですね。

じゃあ携帯電話で、と思い立ったものの、通話にしか使ったことのないこの身には、文章を打ち込むことなどとうてい無理だと実感した次第です。

時々荒れることもありましたが、わりと好きだったスレだけに残念至極。さすがにプロバイダを変更するのは、仕事上のデメリットが大きいため、それも無理な話でしょう。

愚痴を並べましたが、最後に万感の思いを込めて一言「さらば2chポタアンスレ」(銀河鉄道999ばりに)

2008年8月21日木曜日

Predatorにマイナーチェンジ?

またしても、Ray Samuels Audio製ポータブルヘッドホンアンプ(PHPA)Predatorの話です。

先般、6moons.comに載ったPredatorのレビューを何となく読んでいて気付いたのですが、その記事の写真で見るPredatorと、手元にあるPredatorを比べると、ボリュームつまみが微妙に異なります。



1枚目が6moons.comに掲載された写真で、2枚目はPredatorの製品情報ページにある写真です。

手元のPredatorは、後者のものと同じローレットの刻みが細かいつまみが付いていました。まあ、つまみ程度でマイナーチェンジもへったくれもない訳ですが、ローレットの粗い方が何となく使いやすそうな気がしますね。指掛かりが良さそうだし、汚れも溜まりにくそうです。

2008年8月19日火曜日

Stereophile誌にPredatorのレビュー記事掲載

お盆の休み明けで、果てしなくぐだぐだした生活を送っておりますが、話に聞くところによりますと、米国のオーディオ雑誌Stereophileが、Ray Samuels Audio製ポータブルヘッドホンアンプ(PHPA)のPredatorについて、レビュー記事を掲載(9月号)したそうです。

現物を見ていないので、該当の記事がどのような内容か知らないのですが、Stereophile誌によるPHPAのレビュー記事は、久しぶりではないでしょうかね。記憶によれば、直近だと一昨年に同じくRay Samuels Audio製PHPAのHornetについて、レビュー記事を掲載していたように思います。

Stereophile誌といえば、創刊40数年を数える老舗オーディオ誌の1つで、僕が初めてPHPAの存在を知ったのも同雑誌のレビュー記事だったはずです。確かその時は、HeadRoomのCosmicだったような覚えが。

今では、Stereophile誌も印刷媒体だけでなく、デジタル版も販売しているとか。久しぶりに購読してみようかと思ったり思わなかったり。

2008年8月4日月曜日

Ray Samuels Audio SR-71Aの初(?)写真

Ray Samuels Audioが、新型ポータブルヘッドホンアンプ(PHPA)としてSR-71Aというモデルを準備している、との話は伝わっていましたが、シカゴのミニミートでも(すでに何度目かの)お披露目があり、Head-Fiの感想スレに(多分初めて)写真が載りました。

この写真の右下にある黒いiPodがつながっているむき出しのアンプがそれです。

皆さんの感想ですが、言及している人は基本的にべた褒めですね。まあこれはお約束というか、気に入らなければわざわざつまらないことは書かないって言うだけの話なのですが。

いつぐらいに受注開始ですかね。遅くても年内に発注可能になると良いなあ。

おっと、こちらの動画では大写しに。

といっても、従来版のSR-71と比べて、大まかな構造が特に変わった様子はない、くらいしか分かりません。

2008年7月27日日曜日

最近のPredator

Ray Samuels Audio製ポータブルヘッドホンアンプ(PHPA)のPredatorの話です。

相変わらず快調に動いているのですが、最近ボリュームの手応えが悪くなってきました。

具体的には、ボリュームを少し回そうとゆっくり力をかけてゆくと、コキンという手応えとともに回り始めるという感じです。回り始めに必要なトルクが最も大きく、回り出してからは必要なトルクが小さくなるとでも言いましょうか。

ほんのちょっとだけ音量を変えたいときに難儀します。

これは、回転に必要なトルクがなめらかに立ち上がるSR-71のボリュームとは大違いで、正直安っぽい手応えと言わざるを得ないでしょう。

小さなボリュームで、なおかつボリュームつまみも小さいのだから、ある程度は仕方のないことなのかもしれません。ただ、夏前頃までは割とスムーズな操作感だっただけに残念です。

つまみを大きなものに交換すれば、もう少しましになるような気もしますが、本体のサイズが小さいだけに、つまみを大きくするとプラグやスイッチに干渉してしまいそうで、なかなかこれといったものに巡り会えません。

2008年7月19日土曜日

oort-cloud.lab Augline LOD


oort-cloud.labに制作を依頼したラインアウト用Dock(LOD)です。ケーブルには、武藤製作所のAug-Lineを選びました。

購入当時、oort-cloud.labではPaypalによる決済を受け付けていました(今も可能なのかは知りません)。日本eBayが大ゴケしたことも関係あるのか否かはともかく、日本国内の決算手段として全く普及しなかったPaypalを国内のビルダーが使うところが興味深いと感じたため、購入に至りました。

変な動機ですが、時に何かを買うとはそういうものなのです。

非常に柔らかいケーブルで、弾性も小さく、写真の通りいったん曲げるとそのままの形を維持します。最初にバランス良く曲げると、後々使っていて気持ちが良いです。

さてその音ですが、ふわふわと膨らむような音が特徴的で、情報量はそれなりに残っているものの(比較的多い方でしょう)、ディテールが少し埋まり気味です。特に低域側の膨らみ方が大きいと感じました。

ディテールに欠ける分、奥行きの表現が甘くなる一方で音の密度感は高くなり、暑苦しい音楽と変にはまったりするところが愉快ですね。

使用頻度はApureSound製のLODに譲るのですが、時折これで聴きたいなという日があります。

たとえて言うなら、日頃は間食に水菓子しか食べない僕だけど、たまに豆大福も食べたくなる。そんな感じです。

2008年7月12日土曜日

過熱するPortaphile V2^2

マスメディアを全く見ない人なので、梅雨が明けたのかどうか知りませんが、今日は少し夏っぽい暑さがきたようです。

そこでふと思いついて、2時間ほど音を出していたPortaphile V2^2 Maxxedの温度を測ってみました。

計測ポイントは、ケース下面の中央部分です。放射温度計で測りました。室温が32度だったのに対し、Portaphileの温度は38.5度もあります。これは人肌どころではないですね。実際に触ってみても、暖かいというより、やや熱いと感じるほどです。

僕の住む東京も近年は過熱化の一途を辿っていますが、そんな東京の夏をPortaphileは乗り切ることができるのでしょうか。

夏場に熱いものを身の回りに置くのは、鬱陶しいことこの上ないですが、Portaphileの場合は何やら電気を贅沢に消費しているな、という変な満足感もあったりして、何とも微妙なところです。

ちなみにSR-71の場合、温度は室温とほとんど変わりません。一方Predatorは、ほんの少し室温よりも高くなっていました。

2008年7月7日月曜日

APureSound LOD

APureSoundのラインアウト用Dockケーブル(LOD)です。

去年の夏頃購入したので、まだミニプラグにロゴ入り熱収縮チューブが付く前のバージョンですね。この時は、ミニプラグをクロームにするかブラックにするか選択できました。今もできるのかもしれませんが。

写真の通り、ミニプラグはNeutrikです。それ以外にもSwitchcraftが選択できますが、Switchcraftのプラグは表面が汚れやすい(硫化?酸化?)ので、可能な限り避けるようにしています。

いくつか試したLODのなかでも、音の情報量が最も多く、正確を期すなら情報量の損失が最も少なく、こればかり使っているお気に入りです。

ただ、ケーブルはかなり固く、写真にある通り長期間使っていてもこれ以上の曲がり癖がつきません。柔らかなLODと比べると、薄手のnanoと小型PHPAを組み合わせた場合、かなり強めのテンションがかかりそうです。

低音が余計に膨らむようなことがなく、個人的には好みなのですが、低音不足と感じる人もいるかもしれません。

2008年5月5日月曜日

Headsixミニジャック問題の覚え書き


Meier-Audio製ポータブルヘッドホンアンプ(PHPA)、Corda Headsixの話です。前回書いた、ミニジャックのゆるみについて、後々対策する気が起きたときのため、いろいろな寸法を採寸しておきます。

まずは、検討中の解決方法の1つめから。

前回、「まず考えられるのは、上で書いた通りフロントパネルの表側からミニジャック周辺を削り込むことです。」と書きました。そこで、フロントパネルの厚さから見ていきましょう。

最初の図は、フロントパネルのミニジャック周辺の断面図です。模式図ですから、縮尺はあてにしないでください。左側が表で、右側が裏です。フロントパネルの裏側を見ると、ミニジャック部品の肩部分の張り出しを逃がすため、ジャック穴の周囲にザグリ加工を施しています。

寸法は、a=3.540ミリ、b=2.425ミリでした。従って、表側から1ミリくらいの深さでジャック穴周辺を削り込んでも、貫通したり、強度に不安が出るようなことはなさそうですね。この方法は有望かもしれません。

次に、基板もしくはフロントパネル裏面の加工で、基板自体を前に出す方法です。

前回、「したがって、基板自体をもう少し前面側に持ってくるには、1:基板の前縁を1ミリちょっと削る。2:フロントパネル裏側の基板があたる部分に、深さ1ミリちょっとの溝を掘る。という加工で解決しそうです。」と書きました。

その際、ミニジャック部品の本体部分が基板前縁に対して、あまり大きく張り出していると、ミニジャック部品自体で支える形になり、強度的に望ましくありません。

2つめの図は、基板のミニジャック部品周辺の位置関係を示す模式図です。赤い部分がミニジャック部品で、緑の部分が基板を示します。

寸法を挙げていくと、c=22.500ミリ、d=23.150ミリで、ミニジャック肩部の張り出しは0.65ミリでした。

最初の図から考えて、フロントパネル裏面にあるザグリ穴の深さは1.115ミリですから、フロントパネルに対して、基板を相対的に前進させるにしても、フロントパネル裏面にあるザグリ穴の深さが足りず、このままでは0.5ミリ弱しか前に出せませんね。したがって、こちらの方法はあまり有望ではないかもしれません。

最後に、全体的な位置関係を模式図で示しておきます。

2008年4月28日月曜日

Headsixのミニジャック問題

Meier-Audio製ポータブルヘッドホンアンプ(PHPA)のCorda Headsixの話です。このPHPAには、工作上の配慮不足に由来する問題がいくつかあり、その内容と対策は「ポータブルヘッドホンアンプまとめサイト」に書かせていただきました(ホットボンド関係のものを除く)。

その中で、手軽な対策が不可能な問題が1つあります。それが、ミニジャックの緩みやすさです。

上述したサイトの内容と重複しますが、具体的にどういう症状かというと、Headsixの入力側でも出力側でも良いのですが、ミニプラグを差し込んだ後、そのミニプラグを少し回転させると、するりと押し出されてしまい接触が断たれます。

結論から先に書くと、これはミニジャックへの差し込みが浅いため、ミニジャック内の電極がミニプラグのくびれ部分を完全にキャッチしていないせいです。なぜ完全に差し込めないのでしょうか。

現物を観察すると分かるのですが、この写真にある通り、ミニジャックの筒先がフロントパネルの表面よりも引っ込んだ位置にあることが原因です。

このように、やや奥まった位置にミニジャックを配置するにしても、通常はジャックの筒先周辺を削り、筒の先端を露出させるのが常識です。そうでなければ、完全な差し込みを期待できません。

流通している写真を見る限り、現行品のXXSや2MOVEも同様の問題を抱えているように見えますが、どうなんでしょうかね。

なぜMeier-Audioがこのような設計を行なったのか定かではありませんが、対策を考えてみましょう。

まず考えられるのは、上で書いた通りフロントパネルの表側からミニジャック周辺を削り込むことです。直径1センチくらいのドリルで、センターを合わせて1ミリちょっと削ればいけそうですが、この工作だけのためにドリルを買うのは難儀な話ですね。(可能性を検討してみました)

もうひとつの手だては、フロントパネルに対して内部の基板の位置をもう少し前に出す方法が考えられます。分解すると分かるのですが、Headsixではフロントパネルの裏側に、基板の前縁が接触することで位置関係が決まっています。基板に取り付けられているミニジャック部品の本体部分は、基板の前縁よりもややせり出していますが、これを逃がすために、フロントパネルの裏側には円形に削り込んだくぼみを加工してあります(これと同じ加工を表側にも行なってくれたら良かったのに)。

したがって、基板自体をもう少し前面側に持ってくるには、1:基板の前縁を1ミリちょっと削る。2:フロントパネル裏側の基板があたる部分に、深さ1ミリちょっとの溝を掘る。という加工で解決しそうです。

しかし、基板を削った場合に回路を損傷する恐れがあることや、どちらを削るにしても、ミニジャック部品自体に対するフロントパネル裏側のクリアランスが十分残っていなければ、結果的に基板をフロントパネルに押しつける力を、ミニジャック部品だけで(もっと細かく言えばミニジャック部品の足だけで)支える形になってしまい、長期的にはミニジャック部品もしくはその足をとめているハンダが損傷する恐れがあります。(可能性を検討してみました)

というわけで、さてどうしたものか、と僕の考えは止まってしまったのでした。やはり表側を削るべきかなあ。

2008年4月27日日曜日

夏も近づく

もうじき四月も終わりですが、三寒四温などと言いまして、まだ肌寒い日が続いたりします。とはいえ、五月も目前に迫っており、五月と言えば、夏も近づく八十八夜なわけでして、そろそろ夏物の準備を始めようかと考え出してもおかしくはありません。


暖かくなってくると、さすがにヘッドホンを被るわけにもいかず、ヘッドホン好きな僕でも自然とイヤホンに手が伸びるようになります。というわけで、イヤホンと組み合わせた時の使いやすさを考える上で気になる、ゲイン値の低いポータブルヘッドホンアンプ(PHPA)、中でもゲイン1(+0db)の設定が可能なものを、知る限り挙げてみました。



まずは、手持ちの中からRay Samuels AudioのPredatorです。個人的にはUSB DACが不要なのですが、かならず付いてきてしまうので、仕方ありません。ヘッドホンとの組み合わせでも、良い感じに愛用しています。僕的に言えば、おそらく今年の夏は大活躍するでしょう。


以下、持ち合わせていないPHPAを挙げていきましょう。こちらは同じくRay Samuels AudioのTomahawkです。イヤホン用だとケースに大書してあるのが印象的です。一頃ほどではないにせよ、かなり人気はあるようですね。それでも、僕の知る限りで最も新しいシリアル番号は1000番に届いていなかったのですから、なんて規模の小さな市場なのでしょうか。


続いてLeckerton AudioのUHA-3です。これもPredatorやTomahawkと同じように小型で、軽装でいたい季節には合いそうですね。そしてやっぱりというか、USB DAC付きです。ただし、TIの2702だけを使った構成とは異なり、レシーバに2706、DACにCirrusのCS4344を使っています。もしかしたら、と思わなくもありませんが、やはり僕にはUSB DACの需要がないので、関心止まりですね。


そしてもう1つ、Meier-AudioのCORDA 2MOVEです。同じMeier-Audio製のPHPAでも、小型の方のHeadsixとXXSには、ゲイン1の設定がありません。不思議ですねぇ。これもまたUSB DACを備えていますが、2702だけでレシーバとDACを兼用する構成です。軽装用には、微妙に大きいでしょうか。そう感じる人が多いかもしれません。


僕の知る限り、ゲイン1の設定が可能なPHPAはこれらの製品たちです。ほかにもありそうですが、どうなんでしょうかね。それにしてもBloggerはレイアウト機能が貧弱だなあ。

2008年4月21日月曜日

Go-Vibe V5


今はなきポータブルヘッドホンアンプ(PHPA)のGo-Vibe V5です。一時期ちょっと流行りましたね。

国内の音響製品販売店が、代理店業務を試みたりとかしてましたっけ。残念ながら失敗に終わったようでしたが。一括りにガレージメーカーとはいっても、色んな意味でその実情はピンキリです。ガレージ的なところは、とことんガレージ的で、サイドビジネスどころか、単なる余暇だったりしますから、契約で縛ってビジネスをさせるには無理があったのでしょう。

最近ではほとんど使わないのですが、SR-71とGo-Vibe V5を気分によって使い分けるという時期がありました。

鳴らし始めは結構雑な音がしましたが、落ち着いてくるとどこか艶っぽい音に聞こえたりして、なかなか楽しいアンプです。

音場は狭くディテールも甘めなのに、かえってそんなところが60年代のロックなどにはまったりします。

最初に「今はなき」と書きましたが、これは手放したという意味ではありません。基本的に、使わなくなった機材は手放すのですが、このアンプは手元に残っていますね。なぜなんでしょうか。理由は僕にも良く分からないんです。

2008年4月17日木曜日

PROCELL 9V Battery


Duracellブランドの中の業務用ブランドPROCELLの006P型アルカリ電池です。ややこしい。メーカーは、というかこの乾電池部門(子会社)の親会社は、Procter & Gambleなんですね。

業務用ブランドですが、店頭や通販でもおなじみの乾電池です。ここ最近、SR-71の電池はもっぱらこれを使っています。

SR-71で用いた場合、最初の妙に張りのある音が出る期間をやり過ごすと、その後は角が取れたような音になって、その状態が長く続きます。電圧の推移などは計っていませんが、所詮はアルカリ電池ですから、だらだら下がっているだけで、おそらくPROCELLならでは的な特別なことはないでしょう。

ちなみに、色々聞き比べてPROCELLを選んだ、みたいな格好良いうんちくがある訳ではなく、単に有名なブランドだったから使っているだけですね。楽器屋さんでもおなじみの電池ですし。あ、電池1つ1つに電極キャップが付いているところはお気に入りというか、ほかのメーカーも1個単位でブリスターパックにせず、こうやって電極キャップを付ければ良いのに、と思わなくもありません。

価格は1箱(12個入り)4000円くらいですから、吊るしで売っている国内家電メーカーブランドの電池と比べて、それほど高くないですね。

充電池ではないので、基本的には電池切れの音が出るまで気にせず使って構わないのですが、その状態で通電しっ放しのまま放置すると、液漏れの危険があります。電池が切れたなと思ったら、とっととスイッチを切って交換しましょう。アルカリ電池なので、漏れてくる液は腐食性が高く、ちょっとやばいです。

2008年4月15日火曜日

MAHA Powerex 9.6V


MAHA Energy製の006P型ニッケル水素電池です。容量が230mAhになってから、使い始めました。

その特徴は、006P型の箱に8個のニッケル水素電池セルを詰め込んでいることで、公称起電圧9.6Vを実現したことでしょう。無負荷時の電圧は、満充電後なら11Vを超えます。

ただし内部抵抗も高く、負荷を与えた状態だと端子間電圧は8V台半ばまで下がります。とはいえ、放電終了間際まで電圧が安定し、なおかつなるべく高めの電圧が欲しいとなれば、優良な選択肢の1つといえるでしょう。

ニッケル水素電池(に限った話ではありませんが)で注意しなければならないのは、過放電による劣化です。僕の場合、この電池は主にSR-71で使用しているのですが、SR-71にはニッケル水素電池の放電完了間際に発生する電圧降下を検出し、通電を停止する機能がありません。うっかり放置しようものなら、完全放電に至ることもあります。また、そこまで行かないにしても、SR-71が必要とする電圧を下回るまで放電してしまうと、かなり深く放電してしまうことになります。

ニッケル水素電池は、あまり深く放電しすぎると性能が劣化し、表層的には充電可能な容量が減ってしまいます。ここで問題になるのが、006P型電池は複数の電池セルを束ねた電池パックであり、この電池セルには性能上のばらつきがあるという点です。

ここで少したとえ話を。仮に、エネルギーの容量が100(単位は架空です)の電池セルを2つ備えた電池パックがあるとしましょう。また、ちょっと放電しすぎかなというエネルギー量を80と仮定します。さて、容量100の電池セルですが、電池セルAの容量は公称値を上回る110で、電池セルBの容量は公称値を下回る90でした(仮の話です)。この電池パックの各電池セルから、80のエネルギーを取り出すと、電池セルAの残量は30、電池セルBの残量は10となり、深放電の負担は性能が劣る電池セルBに多くかかります。その結果、電池セルBはより大きな性能劣化を起こし、容量が85に減ってしまいました。このように、深い放電を繰り返すと、容量が少ない性能の劣るセルに負担が集中し、そのセルの容量がさらに減る、という悪循環が生じます。

当然ながら、セル間のばらつきが少なければ、このような問題はあまり影響しないのですが、残念なことにPowerex 9.6Vは、電池セルのばらつきが少なくないようです。早いものだと、半年かそこらで、8セル中の1セルが大幅に充電可能容量を失ってしまったという経験もあります。

従って、006P型のニッケル水素電池を使う場合、性能をなるべく維持するなら、丁寧に放電管理を行なう必要があります。面倒ですけどね。もちろん、駄目になったら買い足せばいいのですが、有名店のThomas Distributing(配送はFeDex)やMAHA Energy直販(配送はDHL)だと、送料が馬鹿になりません。

ただ、困ったことにというか何というか、1セルが駄目になってしまった電池ほど、SR-71では柔らかな音になり、これが僕の好みにはまるのです。おそらくこれは、少し電圧が低めの方が、僕好みということなのかもしれません。

そんなこんなで、最近は使いっぱなしで済み、手間いらずのアルカリ電池を多用するようになり、少し疎遠気味のPowerex 9.6Vなのでした。

2008年4月14日月曜日

Etymotic Research ER-4S


Etymotic Research製イヤホンのER-4Sです。

オーディオ機器に付属するものを除けば、初めて購入したイヤホンだと思います。

子供の頃、ラジオに付属していたクリスタル型(あるいはセラミック型)の片耳イヤホンで、耳穴にひどい炎症を患って以来それがトラウマとなり、耳穴に差し込むタイプはもちろん、後にソニーが発売した耳甲介腔にかぶせるタイプですら、イヤホンと名のつくものを全て避け、ずっとヘッドホンを使い続けていました。

ですから、初めて購入したどころか、初めて使ったステレオイヤホンですね。

購入したのは、4年か5年くらい前(一度踏んづけて壊して買い直しました)なので、きっかけはあまり明確に覚えていませんが、たしか知人が「このイヤホンはすごい」みたいなことを言って勧めてくれたからではないかと思います。別に音にこだわってイヤホンを避けていた訳ではなかったので、どうしたものかと迷いましたが、その知人があまりに勧めるので買ったのではなかったかと。

最初は、その巨大な3段フランジのイヤーチップに困惑しましたが、意外なことにすんなりと耳奥まで入ったので、今までのトラウマは何だったのかと感じましたね。その知人には感謝しています。

ER-4Sは、よく低音が不足しているという話を聞きますが、あまりそういう印象はありません。ただし、低音がもりもりと出てくるようなバランスではないですね。あと、HD580を愛用していることからも分かる通り、僕自身があまり低音過多のバランスを好まないから、という側面もあるでしょう。

音場の表現は割合狭いのですが、上流側の影響を強く反映するようで、音場表現の巧みなPHPAと組み合わせると、結構なスケール感も表現できます。

遮音性やタッチノイズの少なさという点で見ると、フランジイヤーチップよりもフォーム製イヤーチップの方が好ましいのですが、なんというか、短期間で使い捨てるという感覚が性に合わないので、もっぱらフランジを愛用しています。

基本的には、晩春から晩夏まで、ヘッドホンでは暑苦しい季節に限って使用しています。僕的には、もうじきER-4Sの季節ですね。

2008年4月13日日曜日

Meier-Audio Corda Headsix

Meier-Audio製ポータブルヘッドホンアンプ(PHPA)のCorda Headsixです。

2007年の秋に、Head-Fiの6周年記念企画アンプとしてアナウンスがあり、Meier-Audioから代金の一部をHead-Fiの運営支援として寄付するという話だったので、Head-Fiには普段からお世話になっていることもあり、即購入しました。

現在、おそらく同じ仕様の量産版として、Corda XXSというPHPAが出ていますね。

音の方は、解像度こそあまり高くありませんが、十分な厚みを持ち、品良く繊細な表現をこなすので、なかなか侮れません。

006P型の乾電池1個で動作しますが、外部電源にも対応しており、外付けバッテリ(公称11V出力)を繋ぐことで、ぐっと透明感が増すようです。不得手なジャンルはほとんどないと思いますが、ぎらぎらした切迫感を求める音楽は、少々苦手と感じました。

ただ、工作面でやや難があり、万人にお勧めできる製品とは言い難いでしょう。この辺の問題については、「ポータブルヘッドホンアンプまとめサイト」に少し書かせてもらいました。いずれ時間を見て、再録しておきたいと思います。

Ray Samuels Audio SR-71


Ray Samuels Audio製ポータブルヘッドホンアンプ(PHPA)のSR-71です。

手元にあるPHPAの中では、使用期間が最も長く、おそらく稼働率も最も高いアンプでしょう。ボリュームつまみは、すでにオリジナルのものではありません。

第4世代のiPodを入手する前は、ポータブルCDプレーヤーと併用していました。

その音は、どこか優しく柔らかく、広い音場でふうわりと包み込まれるかのようで、細やかに分かれた音がさらさらと降ってきます。

複雑な構成でロマンチックな音楽や、スケール感があると楽しい音楽に適していると思います。

反面、切迫感が重要な音楽は苦手で、小編成かつ演出が単純なロックバンドの曲を再生すると、ほとばしるような熱さは伝わらず、どこか互いに疎遠な感じで、仲が悪そうにすら聞こえてきます。

フルオーケストラの音に浸りたいときや、ポップス系ならフレディ・マーキュリーやジョージ・マイケルあたりの色気たっぷりなクネクネした歌声に酔いたいときには、何よりもSR-71がはまるでしょう。

いや、男性の色気だけに興味がある訳ではありません。誤解のないように、同じくポップス系からアニー・レノックスとか、サラ・ブライトマンの歌声もSR-71にはまる音楽の例として挙げておきます。

2008年4月12日土曜日

Ray Samuels Audio Predator


Ray Samuels Audio製ポータブルヘッドホンアンプ(PHPA)のPredatorです。

昨年末の、新発売割引セールで購入しました。

Predatorは、USB DACを備える点が特徴の1つですが、個人的にはほとんど必要ないため、もし示す必要があるとしても、購入を正当化できる理由を持ち合わせていません。強いて言うなら、小さいPHPAが欲しかったのと、割引セール祭りに乗ってみたかったということくらいでしょうか。

その音ですが、比較的パンチの効いた音で、情報量重視と言うよりも、ノリ重視という感じがします。音場はあまり広くなく、スケール感が重要な曲は厳しい印象を覚えます。ざっくり分けてみると、ポップス系の音楽とは悪くない組み合わせです。スタジオ録音の女性ボーカルジャズとも、かなり相性が良いと感じました。

手元にあるほかの常用PHPAと同じく、Predatorの音にもある種の麻薬性を感じます。麻薬性とは、何の曲を聴きたいという感情ではなく、このPHPAで音楽を聴きたいという衝動に駆られて手を伸ばすことがある、という意味です。

機能面に目を向けると、セールスポイントの1つと思われるUSB DACですが、特に大きなアドバンテージはないようです。特別悪いところはないのですが、飛び抜けて良いところもないとでも言えるでしょうか。

ほかには、Gain1(0db)の設定が可能なため、能率の高いイヤホンで使い勝手が良いですね。夏場のコンパクトセットとして重宝しそうです。ただ、小さすぎてボリュームつまみが回しにくいため、何か代わりのつまみがないか探しています。

2008年4月11日金曜日

iPod 2nd Generation


Apple製のポータブルオーディオプレーヤーiPod(第2世代)です。

5年か6年くらい前になるでしょうか。この種のプレーヤーで初めて購入したものです。従来の第1世代と比べ、FireWireコネクタにカバーを設けた結果、歴代のiPodのなかで最もシンメトリーに近づいたモデルと言えるでしょう。

このデザインの立ち方には、未だに見惚れてしまうほどです。

一度バッテリー交換に出したので、当時購入した個体ではありませんが、今でも健在で、時折持ち出すこともあります。

音は平々凡々としたものですが、かえって耳心地がよい気がしますね。ただ、Apple LossLessファイルを再生できないなど、現在の僕の環境では、使い勝手に難があると言えるでしょう。

このiPodで、カセットウォークマンやポータブルCDプレーヤーにはない、ジュークボックス的な音楽体験に触れた結果、この後も第4世代、第5世代と買い足して今に至ります。

2008年4月10日木曜日

Sennheiser HD580


Sennheiser製のヘッドホンHD580です。

かれこれ10年以上愛用していますが、最初に購入したものは数年前に壊れてしまい、その際に修理せず新品を買い直したので、実際には2代目となりますね。


ドライバのグリルがパンチメタルのものになっていますが、これはHD600用の部品で、HD600登場後しばらくしてから補修部品として取り寄せました。

少し変わった色のHD580標準のグリルに比べ、色味が一致するので無地のハンガーデザインとも良くマッチします。音質的には大差ありません。交換した当時は、ドライバカプセルの剛性感が増して、低域のレスポンスが良くなったと感じましたが、おそらく気のせいでしょう。

ヘッドホンケーブルは、Stefan AudioArt製のEquinoxを使っています。ケーブル長はポータブル用途を考えて5フィートにしました。こちらも交換当時、音のディテールが増したと感じていましたが、多分気のせいです。長さを除けば、外皮がエラストマー製のストックケーブルの方が使いやすいと思います。

開放型ヘッドホンでポータブルというと、少し変に思うかもしれませんが、僕のポータブル用途とは、庭や公園や河原やホテルで音楽を聴くことなので、開放型でも問題がないのです。環境音と融け合うような音楽体験は、むしろ心地よいとすら言えます。

ポータブルオーディオは電車などの交通機関専用だ、という人も多いとは思いますが、この季節はぜひ公園や河原に足を運んで音楽を聴いてみてください。

2008年4月9日水曜日

Portaphile V2^2 Maxxed


Portaphileのポータブルヘッドホンアンプ(PHPA)、V2^2 Maxxedです。

音の基調はなめらかで繊細なくせに、力強さも兼ね備えた男性的な端正さを感じます。

なめらかさと繊細さの点で、SR-71とある種共通するものを感じますが、音の立ち上がり方というか、その現われ方に大きな違いがあるのは興味深いところです。

V2^2の音は高域から低域までよどみなく立ち上がり、どこまでもよろめかずにまっすぐ鳴り切るような印象を覚えます。

写真レンズにたとえて言うなら、SR-71がLeitzのElmarで、V2^2 MaxxedはZeissのTessarとでも言えるでしょうか。

別の言葉でたとえると、SR-71が羽毛布団に身を沈めてみる鮮明な夢なら、V2^2 Maxxedは上質の筆と墨で横一文字をどこまでもまっすぐ引いているかのようです。

音場はほどほどに広く、立体感があり、特別スケール感を求めない限り、不得意ジャンルはないでしょう。僕の感じる「まっすぐ感」のためか、はかないほどの繊細な音や、きりきりするほどの切迫感のある音も、全てそつなく表現してくれると感じます。

V2^2 Maxxedは、音質に影響する動作条件を内部のディップスイッチで設定できるのですが、最高音質の設定にすると、やたら消費電力が大きくなるのが唯一の欠点かもしれません。

以前計測した数字を思い出してみると、入力がない状態で流れる電流は80mA強、入力がありボリューム位置が12時の時に100mA強、ボリューム位置最大で百数十mA位の電流が流れていました。

電源は、006P型の乾電池が使えるのですが、ここまで消費電力が大きいと容量に不安があるため、僕は外付けのバッテリを用いています。

写真にあるバッテリは、ROWAのPM85-44ですが、容量(44Wh)とサイズが大きすぎるので、半分の容量のPM85-22の方が便利でしょう。

このバッテリは、公称出力11Vで、満充電時には12.4Vくらい出ています。