2008年4月12日土曜日

Ray Samuels Audio Predator


Ray Samuels Audio製ポータブルヘッドホンアンプ(PHPA)のPredatorです。

昨年末の、新発売割引セールで購入しました。

Predatorは、USB DACを備える点が特徴の1つですが、個人的にはほとんど必要ないため、もし示す必要があるとしても、購入を正当化できる理由を持ち合わせていません。強いて言うなら、小さいPHPAが欲しかったのと、割引セール祭りに乗ってみたかったということくらいでしょうか。

その音ですが、比較的パンチの効いた音で、情報量重視と言うよりも、ノリ重視という感じがします。音場はあまり広くなく、スケール感が重要な曲は厳しい印象を覚えます。ざっくり分けてみると、ポップス系の音楽とは悪くない組み合わせです。スタジオ録音の女性ボーカルジャズとも、かなり相性が良いと感じました。

手元にあるほかの常用PHPAと同じく、Predatorの音にもある種の麻薬性を感じます。麻薬性とは、何の曲を聴きたいという感情ではなく、このPHPAで音楽を聴きたいという衝動に駆られて手を伸ばすことがある、という意味です。

機能面に目を向けると、セールスポイントの1つと思われるUSB DACですが、特に大きなアドバンテージはないようです。特別悪いところはないのですが、飛び抜けて良いところもないとでも言えるでしょうか。

ほかには、Gain1(0db)の設定が可能なため、能率の高いイヤホンで使い勝手が良いですね。夏場のコンパクトセットとして重宝しそうです。ただ、小さすぎてボリュームつまみが回しにくいため、何か代わりのつまみがないか探しています。

0 件のコメント: