2008年4月14日月曜日

Etymotic Research ER-4S


Etymotic Research製イヤホンのER-4Sです。

オーディオ機器に付属するものを除けば、初めて購入したイヤホンだと思います。

子供の頃、ラジオに付属していたクリスタル型(あるいはセラミック型)の片耳イヤホンで、耳穴にひどい炎症を患って以来それがトラウマとなり、耳穴に差し込むタイプはもちろん、後にソニーが発売した耳甲介腔にかぶせるタイプですら、イヤホンと名のつくものを全て避け、ずっとヘッドホンを使い続けていました。

ですから、初めて購入したどころか、初めて使ったステレオイヤホンですね。

購入したのは、4年か5年くらい前(一度踏んづけて壊して買い直しました)なので、きっかけはあまり明確に覚えていませんが、たしか知人が「このイヤホンはすごい」みたいなことを言って勧めてくれたからではないかと思います。別に音にこだわってイヤホンを避けていた訳ではなかったので、どうしたものかと迷いましたが、その知人があまりに勧めるので買ったのではなかったかと。

最初は、その巨大な3段フランジのイヤーチップに困惑しましたが、意外なことにすんなりと耳奥まで入ったので、今までのトラウマは何だったのかと感じましたね。その知人には感謝しています。

ER-4Sは、よく低音が不足しているという話を聞きますが、あまりそういう印象はありません。ただし、低音がもりもりと出てくるようなバランスではないですね。あと、HD580を愛用していることからも分かる通り、僕自身があまり低音過多のバランスを好まないから、という側面もあるでしょう。

音場の表現は割合狭いのですが、上流側の影響を強く反映するようで、音場表現の巧みなPHPAと組み合わせると、結構なスケール感も表現できます。

遮音性やタッチノイズの少なさという点で見ると、フランジイヤーチップよりもフォーム製イヤーチップの方が好ましいのですが、なんというか、短期間で使い捨てるという感覚が性に合わないので、もっぱらフランジを愛用しています。

基本的には、晩春から晩夏まで、ヘッドホンでは暑苦しい季節に限って使用しています。僕的には、もうじきER-4Sの季節ですね。

0 件のコメント: