2008年11月1日土曜日

PHPAとプレーヤーのくっつけ方

ポータブルヘッドホンアンプ(PHPA)とプレーヤーをどうやって固定するか、という話です。


別に固定しなくても、使う分にはさして問題がある訳ではありませんが、両者を繋ぐケーブルやコネクタに不要なストレスを与えないためにも、そして操作性の面でも、できれば一体化するように固定した方が望ましいと言えます。


おそらく最も一般的なのは、幅広のゴムバンド(シリコンゴムバンド?)で留めてしまう方法です(Dock Staarより写真拝借)。利点は、手軽でシンプルなところでしょうか。しかし、プレーヤーがiPodだと、画面や操作用ホイールの一部をゴムバンドが覆ってしまい、快適操作とは言い難い状態になることが欠点ですね。また組み合わせる機器によっては、適当なサイズが見つからないかもしれません。


ゴムバンドではなく、両面ベルクロテープ(サンワサプライよりケーブルタイCA-MF5の写真拝借)でPHPAとプレーヤーをぐるりと巻いてくくりつける方法もありますが、これもゴムバンド法と同様に、プレーヤーの操作面を部分的に覆ってしまう欠点があります。また、両面ベルクロテープは、ざらざらテープとふわふわテープを背中合わせに接着したものなので、テープ自体の厚みがかなりあり、見た目的にあまり綺麗ではありません。


ほかに、シールタイプのベルクロ(クラレ製マジックテープ10RPの写真拝借)をPHPAの天板とプレーヤーの底面に接着し、両者を合体させる手もあります。こちらの方法は、プレーヤーの操作面が完全に解放されるので、快適な操作が可能な反面、ベルクロ同士の貼り合わせ(ざらざら面とふわふわ面の貼り合わせ)がかなりの厚みを持つことから、PHPAとプレーヤーの隙間が大きくなりがちで、機器の組み合わせと手の大きさによっては、持ち辛いこともあるでしょう。

さらに欠点としては、接着しているベルクロシールがじゃまになり、PHPAやプレーヤーの拭き掃除が困難になります。また、接着剤がかなり強力で、はがすのに手間が掛かるほか、はがしても頑固な接着剤が機器側に残ったりして厄介な面もあります。


もう1つベルクロを使った方法として、PHPA側にベルクロ式ケーブルラップ(HOSA WTI-148の写真拝借)を巻く方法があります。ここで言うベルクロ式ケーブルラップとは、僅かな接着しろでざらざらテープとふわふわテープを「繋いだ」もので、背中合わせに貼り合わせた両面ベルクロテープと異なり、テープ自体の厚みが薄い点が特徴です。


プレーヤー側は、前述した方法と同じくシールタイプのベルクロを用いるため、前述と同様の欠点はありますが、少なくともPHPA側のベルクロテープ着脱は自在なので、掃除は楽になります。

僕はこの方法を長らく使っていました。このHOSA製ケーブルラップは何かと便利なので、大量の手持ちがあったことも理由ですね。


さて前振りが長くなりましたが、ここからが本題です。ベルクロを使う方法は、それなりに快適なものの、どうしても汚れやすく、見た目が汚くなりがちです。そこで、もっとシンプルな合体方法はないかなあと思案していたところ、実に具合の良いものを見つけました。それがHenkel製のPritt Multi Tackです(写真拝借)。

これはどういうものかというと、ちょうどかみ終えたチューイングガムのような材質で、適当な大きさにちぎって、物と物の間に挟み、弱めの接着力で貼り合わせることができます。


接着力の弱さに不安がありましたが、手元にある最重量級PHPAのSR-71をぶら下げても、勝手に脱落する様子は全くありません(4点接着)。そしてもちろん、容易にはがすことも可能です。


おそらく、繰り返して使用するに伴い、接着力は低下していくと思います。しかし安価な製品なので、気にせずどんどん取り替えて使っていけそうです。また、非常にロングセラーの製品ですから、今後供給が止まる心配もないでしょう。国内では、コクヨが「プリットひっつき虫」というひどい名前で販売しています(写真拝借)。

正直なところ、この方法はかなり気に入りました。見た目もすっきりです。なお、はがしたときに少しかすが残るので、ひっつき虫自体か粘着テープなどを使って、ぺたぺたと付けはがしを繰り返して掃除すると良いですね。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

初めまして。
たまに拝見させて頂いております。
僕はドクスタ様のラバーバンド使ってます。
ひっつき虫よさそうですね!
有益な情報ありがとうございます☆
以前お書きになられていたV2^2の外付けバッテリーですが、僕も入手したかったのですが生産中止らしくて無理でした(泣)

DPRJ さんのコメント...

はじめまして、マグ太さん。

PM-85はもう生産終了なんですね。海外の名も知らぬような通販サイトで見かけた気がしていたので、そのうち国内でも再び出回るかと思っていましたが、残念なことです。

しかし、ほかにも汎用の外付けバッテリがあるようなので、気落ちせず探してみてください。

ひっつき虫(何でこんな名前なのか)は、快適に使用中です。使うときは、最初に良く練ってから貼ると良いようです。